「あれっ??『キリスト・イエスの奴隷であるパウロとテモテから』?私の聖書では「ここは『しもべ』とありますよ!」と言われる方がいらっしゃるかもしれません。果たして、その日本語訳は正しいのでしょうか?前回、「奴隷1:聖書の誤訳と真理の隠蔽?」でdoulos(デゥロス)というギリシャ語の言葉が誤って「しもべ」と訳され、本来の意味である「奴隷」という言葉が、私たちクリスチャンの目から400年以上も隠されていたことをみました。今回は、このdoulosという言葉が持ち得る意味に触れて、本来の意味が「奴隷」であるという根拠と、「しもべ」と訳された由来について見ていきます。